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【2024/04/20 23:01 】 |
長期入院の患者さんの退院への軌跡其の7
「課題への取り組みとその成果」


またブログ書けてない

というか、そもそも僕がブログ書いてていいのかな?


まぁ、難しいことは抜きにして(笑)



前回の家族面談からAさんの課題が明らかになった。
Aさんはどおやら、母親に対して昔から依存的で、母としても息子のもろもろの心配事があるようです。

始まりましたね、「Aさんができない事を強化するぞプログラム」

まずは、手っ取り早く、周りの人とAさんにどんな違いがあるのか、SSTやデイケア、生活向上に参加してもらいました。
勿論Aさんは

A「うーんやっぱ退院したくない、できるしいやぁ」
とか言い出しちゃうんですが、

赤・ブ「じゃあ、できるんならやってみてよぉ、できるんでしょぉ」
見たいな、少し意地悪なかかわりをしちゃいましたが、Aさんも引けずに挑戦してみるんですよ

そしたら、案の定

A「ちーん」
見たいな現実にぶつかるんですよね、、、、

ここからが精神科のプロとして勤務する僕らの見せ所な訳でして、勿論、できないのは知っている、だけどAさんも僕らも。
「どこまでできないか?」 「どこはできるか?」
これが、Aさんと僕らの介入の大事な点だと思います

①できないことを知ることで課題を知れる
         ↓
②Aさんはそのできない事と、周囲とのギャップをどうしたいのか聞く
         ↓
③本当はそれができると思った、できない自分にがっかり
         ↓
④よくよく聞いていくと、がっかりしてるけどやれなきゃ困ると思っている。
         ↓
⑤赤・ブは意地悪だから、Aさんが良くしたいと言うまで、待つ、言わざるを得ないような、そうした機会を増やし 
 ていく
         ↓
⑥Aさん、危機感が募る、、、、、
         ↓
⑦A「ちょい~、意地悪しないで、教えておくれよ」といってきた
         ↓
⑧赤・ブ、、、、、、「にんまり」笑う
         ↓
⑨行動形成されるように繰り返し、強化・強化・強化

                                     ってな感じでしたね☆


具体的なトコだと全自動洗濯機&炊飯ジャーです(笑)

今でこそ、Aさんが習得してるんで言いますが

Aさん「コメ炊くのくらいできるよ」「洗濯なんか誰でもできるよ」とか何とか言ってたのが思い出されます



何と、、、、、、、


Aさん「ガスはどこだい?」「脱水はどこでするの?」


ぶはっwww



(失礼かも知れないけど、今でも笑い話にしてるんですよww)


衝撃でした



26年間、上げ膳・据え膳な入院生活の間に、

ガス釜⇒電子炊飯器

二層式洗濯機⇒全自動洗濯機



になっている現実を知らなかったんですよ!!!!!




「生きる化石」なんて失礼かも知れないけど
それだけ、地域社会・文化・経済の変化に取り残されてしまったんですね



でも、上記のかかわりの中でAさんが「できること」「やりたいこと」が確実に増えていきました!!



見る見るAさんは変化しました、支援員・妹さんもAさんの頑張りに更に協力的になっていただけました。







月日はしばらく流れて、ついにお母さんとの第2ラウンドです



あの時の、妹さんにはほんとに助けられました



面談の出鼻で

妹「お母さん、今日は兄さんのアパートの契約の保証人になって欲しい」

ど真ん中、直球勝負の妹さん、大リーグボールを投げる星君よりも、勇ましかったです


勿論お母さんは断固拒否!!!!!!!





さて、赤・ブ・支でフォローに入るけどお母さん拒否


ブ「やべぇ、今日は無しかなぁ」

何て思ってたら、

妹「お兄ちゃん、自分のことでしょ、しっかりお願いしてよね


キターーーーーーーー!!!!!!!!!!!!



ここぞとばかりに援護射撃をすかさず


A「え?」

ブ「え?じゃないでしょ~、自分のお願いしたいことは何でしたっけ?」


支「そうだな、自分はどうなりたいんだ?」

赤「できるようになったこといっぱいあるじゃん!!」


今思うと
あの時のAさん、俺らの勢いがよっぽど脅威だったんでしょうね(笑)
ものすごいお母さんに「やる気」と「できること」と「アパートの件」を無茶苦茶伝えてましたね


母「それではお願いします」

妹・A・ブ・赤・支
「?????????????ん??」


母「息子が、ちゃんと退院できるようにお願いします」


キターーーーーーーーーー(^^)ノシ

「報われた」「良かった」「嬉しい」「やった」「うっひょ-」「俺すごい」


様々な考えが頭を過ったなぁ、、、、、、、、、、





それからのAさんはデイケアに通って、生活向上プログラムに出て、症状自己管理教室に出て、外泊トレーニングを単独でアパートにして、、、、、


ついに2

010.12.18アパートに退院しました




今思うと、26年何をしてたんだ?何て人もいるかも知れませんが、今回のAさんへのかかわりの中から、本当に何が一番障がいだったのかを考えることができます。

誰のせいとか、何が良かったかとか



そんなんじゃなくて





「家族の溝」が26年のうちに「何が原因で発生した溝」だったのか、本当はいつでも取り返せたのかもしれないけど、家族は本人のいない生活に慣れてしまって、Aさんは家族が世話をやかない生活が楽になっちゃって、そうしているうちに関わったスタッフがが退職して、、、、、、、、




「家族を支える姿勢」
「長期入院患者を見捨てない」
「家族の思い」
「当事者の思い」

その全部が深い溝に埋もれてしまったんだろうなぁ、、、、、、



今回、妹さんが協力してくれたのも、「溝」をもう一度見つめなおしてくれたことがとても大きかったと思う。
そしてAさんも自分の「溝」を自分で埋めるように頑張ったんだろうな、、、、




僕ら医療従事者って、当事者・家族の溝に介入する職業なのかも、、、、、、、




なぁああああんて考えながら、この話は


                       お・し・ま・い


追伸:Aさんは、半年たっても入院してきません、最近は泊まりに来るように病院を指差しても笑顔で僕をあしら  
    います(笑)

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【2011/04/26 17:48 】 | 長期入院の患者さんの退院への軌跡 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
長期入院の患者さんの退院への軌跡其の6
サボってる、俺絶対サボってる、、、、、OTZ

すいません、だいぶ更新していませんでしたが続きをどうぞ


とある日に
やっとのことで僕と赤さんは家族の面談の設定に成功!!


Aさんのお母さんは、ご高齢ではあるんですが、その何というか、Aさんを退院させたくなくて

僕と赤さんじゃ太刀打ちできないような飛び道具を出すんですよ

お母さん「あんたらみたいな若造に、何が分かるんだい!!」

そんなん言わなくてもさぁ、、、、、

僕と赤さんはその言葉に、どう返したら一筋縄にいかないお母さんを納得させられるか、、頭の中では

「こういわれたらこう返す」「こう言い出したらそこは傾聴する」

って考えていたのに
そりゃぁお母さんから見たら僕ら30~40代は若造ですけど、、、、、ハァ



そんなときに救世主が!!!


前回の話の最後に出てきた地域移行推進事業で僕らに協力してくれることになった支援員さん!!


なんと!!!



お母さんよりも1つ年上でした


これで僕らは若造軍団ではなくなり、お母さんもやっとこ話を聞いてくれることになりましたね


っていうか、、、
年齢の話をするとご本人さんたちに失礼なのですが


どちらも、遥かに定年退職される歳よりも上ナわけですよ!!

僕なんか、最近でもクタクタなのに、お母さんと支援員さんのあのパワーはどこから来るのか?
全くもって頭が上がりませんでした

面談の中では赤さんと作戦を実行
「お母さんも、Aさんも、僕も皆も、何でも言いたいことを言いましょう!!」作戦!!

ルール
①何でも言ってOK!!
②ENTしない方向の話、ENTする方向の話、思いついたこと、辛かったことOK!!
③但し上記については、相手方がしっかり聞くこと!!
確かこんな心積もりで話し合った?言い合った?様な記憶があります。

Aさん「退院したくねぇ」「1人で気ままは好きだね」
妹「どうやったら退院できますか?ウチは困ります」
母「ずっと病院にいろし」「小さい頃からうんと素直な息子」「○○とか△△とか、トンでもねえことをした」
  「息子の体が心配」「火の始末が心配」
俺・赤「ENTさせたい」「ENT無理なら死ぬまで入院するんですか?」「社会資源て知ってます?」
「Aさんができることは○○で素晴らしい」「Aさんができないことは△△ですね」

なんだかネガティブなことも多く話しに出ますが、僕らはまずネガティブなこと(困っていること)(嫌なこと)
をお互いに表出できたら、そこから解決策が見出せると考えました。
(勉強不足なんですが、それがどうやらコンコーダンスという技法に近いそうです)
(僕はSSTや認知療法の視点からだったんですけど、やっぱ必要な知識や技術って共通性もあるんだなぁ)



支援員さん「そうかぁ皆はAさんが嫌いじゃないんだ、だったら、入院しとくことも、退院することもどっちもでき    
       るわなぁ」


あーーーおいしいトコ持ってきやがって

いやぁ、僕だってそこに結びつけられると思って、、、、、うん?
なんかこの支援員さん?やり手?あれ?
さっきから赤さんの様子が、、、、、、

赤さん「いやぁ、おっしゃるとおりです!!」「僕もそう思います!!」「いえいえ僕なんかまだまだ」
    「支援員さんが心強くて」

なんだ赤さん?ついに自分で関わるのを辞めたのか?この人(支援員さんに全部を任せる気か?)


それにしても、さっきから的確なことを言う支援員さんだなぁ



後で赤さんに聞きましたが山梨県のPSW協会では結構なやり手の方で、しかも協会の役員までしてたそうな
僕は正に井の中の蛙ってやつですね


それからは僕も赤さんも何回か面談する前にも支援員さんと事前打ち合わせしたり、社会資源の確認を取ったり、Aさんの課題を一緒に考えたり!!
確かに素晴らしく尊敬出来る技量と知性を持った支援員さんでしたね

その面談の中で確かな成果が出ました!!
決まったこと

<家族側>
①火の始末が出来ないのが心配!!
②飯はどうするのか
③どこに住むのか
④本当に1人で生きていけるのか?
⑤実家に本人が居座っては困る
⑥洗濯を母にさせるのは困る
上記の課題が達成できれば家族は困らないことが分かりました!!

<スタッフ側>以下は上記の番号についての考えです
①火を使わなければいい
②DC/NCを使えばいい
③病院の見える位置の物件を確保すればいい
④1~3ができれば生きていける
⑤居座らなければたまには言っても良いだろう
⑥本人に洗濯機を購入しちゃえばいい
<本人>
①べつにぃ
②オギノで買えばいいらぁ
③ウチが(実家)がいいなぁ
④バカにしちょしぃ、、多分平気、退院はしたくないからね
⑤ほんだってウチだもん行くさよぉ
⑥知らん、あはははぁ


これは大きな成果でしたよ!!
だって課題が明らかに出来たんですもん!!
これらを時間かかってもクリアすればENTも夢じゃない!!後はAさんの勢いと確信しました!!


今回の教訓
①30~40代は精神科では若造(笑)
②支援員さんは、すんごいお人
③何でも言い合うことが大切!!


次回・・・・「バカと花粉症は治らない(俺のこと)」

                                ウソ!!
第7回・・「課題への取り組みとその成果」についてです

拍手[6回]

【2011/03/01 16:06 】 | 長期入院の患者さんの退院への軌跡 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
長期入院の患者さんの退院への軌跡其の5
はい、また日記サボってました。だってだって、、、、、うっかりしてたんだもん  OTZ

前回の妹さんとのやり取りから、序々妹さんや、Aさん、と僕・赤さんの会話の回数が増えてきたきがするなぁ
相変わらずAさんは

Aさん「退院は夏は暑いからいや、冬は寒いし、春は短いから」
と無茶苦茶な理由で拒否してます

妹さんからはお母さんに退院話を持ちかけてくれたそうですが

その

それが、、、



あああ


何というか、お母さんは「あんなモン退院させるわけにはいかん!!」


だそうです

Aさんにお母さんになんかしたのか聞きましたが

Aさん「あの人は一年中怒ってるから、あはは」「退院は止めだね」「病院の方が楽しい」


とのことです


Aさんを嫌うお母さん。
退院を嫌うお母さん。

退院させたい僕と赤さん。

困った、困った

赤さんと会議しました、何回も何回も、でもAさん家族のことが難解で、、、、、、



Aさんはお母さんがああ言うくらいだから、よっぽど困ることしたんだろうなぁ、、、、


古ーいカルテと妹さんからの情報だと


車を衝動買い!!

しかも

2台!!

やるなぁ



お母さんに金を要求!!

寝タバコ!!毎日!!

家で何もしない!!毎日!!


でも家族には絶対暴力はしなかった

それは本人も家族も言ってましたね。




赤さんと僕のたどり着いた答え、、、

地域移行推進事業の活用!!
お母さんと妹さんAさんと僕らの夢の面談!!
お母さんにには退院させたくない理由を沢山話してもらおう作戦です!!


退院させたくないんだから退院させたい話を持ちかけたって無理だろうと思い、退院させたくない話をお母さんに語ってもらうなら多少は来やすいかなと思い、企ててみました


次回
「冬はコタツで鍋主任!!水炊きにこだわる」

を乞うご期待!!



嘘!!

次回第5話はお母さんとの面談のお話でっすう

拍手[9回]

【2010/11/08 15:10 】 | 長期入院の患者さんの退院への軌跡 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
長期入院の患者さんの退院への軌跡其の4
事務のお姉ちゃん
「Aさんのところで、ご家族が来てるそうです。ご家族がご本人に受付まで来て欲しいそうです」

僕「はい、分かりました」

チャーンス!!これはチャンスだ、何て言おう?あれ、何を言うんだっけ?

とっさのコトで、この前に赤さんとご家族に何を話すか決めたのに思い出せない

っつうか、、、、、

電話でしか話したことないし、、、、、
何か緊張するな

それよりAさんに家族が来たことを伝えなきゃ


僕「Aさんご家族が受付に来て欲しいそうです」

Aさん「あいよー

何かAさん機嫌が良さそうだな

僕「Aさん、ご家族に一緒に会ってもイイッスかね?」

Aさん「いいよ。何を話すで?」

んんん~、何か気付いたか?

僕「Aさんの退院の話っスヨ




Aさん「やだ、、、、ほんな話なら、いいや、また退院とか、、、、、」

僕「Aさん、俺は行かないと嫌です!!っつうか、、また退院て、ここに入院してから退院してないっすよ(笑)」

Aさん「フフフっ


精神科ギャグ?何か解らんがAさん笑ってくれてる
僕「別に、今日退院しろ何て言わないから、どうっすか?」
Aさん「はいはい」


僕とAさんはエレベータに乗る。
1Fの受付前に行く。

妹さんらしき女性が立っている。

僕が会釈すると、バツが悪そうに向こうも会釈する。



えっと、、、、何て言おうかな
僕「はじめましてAさんを担当している看護師のブログ主任です

妹さん「どうも、この前の電話の?ほら、退院がとか、、、、」


僕「あーそうです(覚えててくれたぁ)どうも、じつはですねぇ、、、、」
妹さん「絶対退院は困りますか、私も今は別の家庭があって、母も高齢で、、、、、、、、、」

うっわぁ~~、あっちゃぁ~何か、切り出せないよこれじゃあ、、、
Aさんに助けを求めよう



僕「Aさ、、、、、ん」

うわっもうお金貰ってエレベーター乗ってるし、、、ドア閉まって上に、、、、、

あー、1人で頑張るか!!


退院されたくない思い炸裂中の妹さん、、切り込めブログ主任!!

僕「解ります、絶対に退院されたら困るんですね!解りました」
妹さん「ん?ええ、そうです」

何か面食らったみたいだぞ、俺の話の番だ!!

僕「退院はされたら困るし、本人もしたくないんですよ」
妹「え?じゃぁ、、、」

僕「現状はそうなんです。ただ、妹さん・お母さんが何で退院されたら困るか?」
 「本当にAさんは退院できない精神症状か?」
 「妹さんとお母さんはAさんのことをどれだけ知ってるか聞かせて欲しいんですよ

あー、俺が言うのに、聞かせろって言っちゃった
話してくれるかな?

あれ、、、妹さん何も言わない、、、、

妹さん「今日は忙しいので、話せません。後日連絡ください。退院させないでくださいね」

カッチーんなんだよぉ、自分の兄さんだろ、、ひっどいなぁ

僕「妹さんよろしいですか?確かに、今は妹さんの言うとおり、退院は出来ませんよ。なんせ、環境が整っていないんですよ。病状は安定して整っているのに、その先の環境が整っていないんです。僕ら医療従事者だけじゃ整わないんです。妹さんは言いましたよね退院されたら困るって、それは、あなたの家庭に受け皿がないんですよね、解りますよ、長期に入院してて、兄さんのいない生活に慣れている状況で、その環境が変わってしまうことが、少し怖いんですよね?それは誰しも思います。でも僕がいつAさんをあなたの家に退院させろ、お母さんと同居させろって言いました?僕が言いたいのは、ご家族の家庭環境を変えないで1人で地域で生活する社会資源があることを妹さん・お母さんはご存知ですか?ってことです。それがあればAさん退院できるんですよ!!」

うわぁ~。。。言っちゃねぇ俺
病院にクレーム来そうだねぇ、だいぶ感情的だし、、、やばいな、俺の未来は、、、、、、


妹さん「なんです?社会資源?ん?」

あれ?知らない?ん?確か、前にもそんな話したんだけど、、、赤さんも俺も、、、

僕「つまり、ですね私達看護師が仮にAさんが、、、、、、、、、」
僕はその後、Gホーム・デイケア・ナイトケア・在宅支援センター・訪問看護・地域移行支援員制度

について説明した、、何か、妹さんは初めて聞く事のように、驚いた様子できいていた

妹さん「じゃあ、それがあれば、、、、、でも退院は困りますからね

あっ、まだ妹さん言うかぁ、、、、裏技出動させてみようかな、、、、、

僕「でもですね、Aさんは今の入院形態は任意入院ですよね?現状を主治医が病状安定していて、自宅での生活が可能と判断して、仮にAさんが自宅に退院したいと希望されたら、僕にはAさんと主治医を止める術はありませんよ?ただし、今日の社会資源の話をお母さんとしていただいて、一度、主治医・PSW・NsとAさん・妹さん・お母さんで話す機会を取り次いでくれるなら、仮にその話が出ても、両方に、円満な退院をするための調整期間を設けることが出来ると思います。つまり、妹さんがお母さんとまず、①今日の話をしていただく②その結果を来週中に当院に連絡してくれる。③Aさんと僕たちと面談をしてみるこれをしてくれないと僕には止められませんよ!!いいですね?」

あ、、、また言い過ぎた、、、、でも嘘は言ってないし、ここは拒否が続いてたんだもん、駆け引きするしかないよな、、、、でも責任取りたくない、、、でもAさん退院して欲しい、、、ああ、、あああ、、、、自分で言ったのに、、、、、、ああああああ


妹さん「、、、、、、、来週電話します。失礼します」


あぁぁ怒らせちゃったかな?

僕「ん?来週?電話くれますね?くれなかったら僕からかけちゃいますよ、面談、、、いや、お母さんと今日のお話をしてください。ありがとうございます!!」

妹さん「はぁ、、、はい、電話します、、じゃあ、その社会資源、、、あ、時間なんで行きます」

僕「すいませんでしたお気をつけて





キターーーー!!何か解らんが思ってること言ったら、何か進展したぁぁぁ




感情的になったのは大反省

でも、前にも社会資源のことは赤さんも僕もTEllで話したのに、、、

何だろう、電話だとちゃんと聞けてもらえてなかったんだろか?



今日は、何かAさんの家族に教わっちゃったなぁ、、、、


家族が患者さんと直接関わる時、新たな進展があるときは看護師も家族と向き合う。
「直接、面と向かって関わる」ことって大事なんだぁ





次回「ブログ主任、今日(7/14)は31歳の誕生日!!今日は1人で上野原まで出張、あぁあぁぁの巻!!」
                               嘘!!


次回「家族からの電話。母の思い」

                      の予定ww

拍手[7回]

【2010/07/14 11:33 】 | 長期入院の患者さんの退院への軌跡 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
長期入院の患者さんの退院への軌跡其の3
PSWの赤さん「Aさんなんですけど、どうも、ここ数年家族とのかかわりが上手くいかなくて」
僕「うまくいかないって?」
赤さん「まぁ、何といいますか、お金に関しては家族は協力的なんですが、そのほかのことについては拒否  
     的、、、」
僕「家族にとっては入院していて欲しいという思いがあるんですかね?」
赤さん「そうなっちゃってますね、、、、」

 Aさん自身に「退院したくない」という思いがあるのは知っていたが、家族にも「退院して欲しくない」
という思いがあったのか、、、

僕「Aさんて以前から、退院の話になると、嫌がりますよね?」
赤さん「そうだねぇ

僕「家族が退院させたくなったらAさんも退院したくなりますかね??」
赤さん「家族が、協力的になってくれさえすれば、きっかけは出来ますが、、、」
赤さん「数年間、面談拒否状態ですよ?何か策はあるんですか?」

策か、、、、全くない、、、家族に以前Tellしても、、面談の日取りは決まらなかっし、、、、
でも何とかしなくちゃ、入院していることって、一般的な事象ではないわけだし、、、
地域で生活出来ることが、心身が健康でいる証みたいなとこはあるし、、、
今のAさんなら、地域で生活できる病状だし、社会性もあるし、、、、
うーーーーん、、、、

僕「策はあります」
赤さん「え??どんな?」

僕「ありのままの状況をそのまま伝えちゃうぞ攻撃!!」
赤さん「どんなふうに?」

僕「病状も、生活状況も、課題も、そしたら家族も、何で退院させたくないのか言ってくれるかも知れないし」
僕「ひょっとしたら家族が病状を知らないから退院に不安なんじゃないっすかね?」

赤さん「それはいいっすね~、でも退院したくないAさんは?」
僕「、、、、、、、、、

僕「自分(赤さん)きっかけできるって言ったじゃないすっか
赤さん「はは、言ったね、言ったが、、、」

僕「正直、根拠は微妙にないですよでも、本来あるべき家族の姿に近づいたら、僕らも家族もAさんもなんか見つかるかもしれませんよね??」
赤さん「そうだね!!とりあえずその関わりに過ちはなさそうだもんね!!」

こうして、「妹さんか、お母さんから面会or電話あったら、チャンス作戦」が開始された、、

軽く1ヶ月は空振り、Tellしても出てくれない

そんなある日に、事務所からAさんに妹さん面会の一報





次回「長期入院の患者さんの退院への軌跡其の4」~ブログ主任アタックチャンス1~乞うご期待!!



歯が痛い!!今日は激痛でAm半休GETだぜ!!みなさんすいませんでした

拍手[6回]

【2010/06/08 12:32 】 | 長期入院の患者さんの退院への軌跡 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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